私のホームリバーは奈良県天川村の天ノ川で、釣り人が多く、特に車を止めてすぐに竿を出せるような場所はすぐに釣りきられて、GW辺りになると全然つれないポイントもたくさんあります。
人があまり入り込まないポイントを求めているうちに、いつの間にか源流へと足を延ばしていました。
車を止めて川通しで小一時間ほど歩いてから竿を出します。
ここも案外釣り人が多く、特に年季の入った餌釣りの人が多いですが、ここに来る釣り人は必要以上の殺生をしない人が多いようです。
林道などなく、川通しで歩くので、急な雷雨などで急激な増水に見舞われると帰れなくなるため、雨天時は要注意な場所なのです。
紀伊山地の中央部であるこの辺りは太平洋からの湿った雲が山にぶつかり、雨量の多い場所で、台風の通り道でもあるので、大増水、渇水を繰り返し、徐々に流れの形を変えていきます。
写真は2013年9月の写真で、大きな台風で滝つぼが埋まってしまった様子です。
深いところでは水深5mぐらいある滝つぼは尺アマゴやそれを上回るイワナが生息しておりましたが、大量の土砂が流れ込み、ほとんどが埋まってしまいました。
この滝つぼ以外の滝つぼもすべて埋まってしまい、この源流も壊滅的と思いそのシーズンを終えました。
2014年4月にその源流に向かうと、
埋め尽くされた滝つぼはまたエメラルドグリーンの輝きを放ち、たくさんの魚が流れに居ました。
自然の凄さを感じた瞬間でした。
余談ですが、夜明け前にこの源流に行くときに落石をかわしたはずが、タイヤを擦って、サイドウォールが裂け、車を止めた時には「シュー」とエアが抜けており、慌ててUターンしてアスファルトの道まで何とか引き返し、タイヤ交換を試みたものの、社外品のタイヤとホイールに交換していたため、テンパータイヤとナット形状が合わず、タイヤ交換できないことが判明!この時AM5:30
JAFを呼ぶにも電波が届かず、電波の届くところまで歩いて2.5hそこからJAFに電話をかけ、JAF到着まで1.5hそこからJAFの車に乗り0.5h タイヤを交換して、釣りをすることなくタイヤ購入のため大阪へ!
落石直後の岩は鋭利でパンクすることも良くあります。
また、行きにはなかった落石が帰りにあったり、と源流釣行にはリスクもあります。
落石はいつ起きるかわかりません。その規模も予想がつきません。
源流釣行時にはできることなら余分な食糧を持っていくことをお勧めいたします。