リールシートの加工で、まず最初の壁となるのは角材の中心にドリル穴加工することです。
ボール盤を持っていない方も多いし、ボール盤があってもストロークが足りなかったり、上下から穴あけ加工して穴位置がずれたり、、、。
私のやり方を紹介します。
まず角材の中心にセンタードリル加工をします。
次にセンタードリル加工した部分の片側にΦ4.8mmのドリルで10mm程度の深さの穴加工をします。
Φ4.8mmのドリル穴にM6のボルトを強引にねじ込んみます。
M6のボルトの頭を旋盤の主軸にチャックして芯押し台で角材のセンター穴を押します。
この状態でまずは円筒になるまで加工します。
円筒状になったらM6のボルトを抜いて、円筒材を主軸にチャックして所望のドリル穴加工を両方向から行います。
私はΦ8.5mmのドリル穴を貫通させています。
その後写真のような偏芯加工治具に取り付けると、主軸にM6ナット(シルバー)をチャックして加工すると円筒状加工が可能で、
この状態でフィラー外径をΦ17.2mmに加工します。
続いて真鍮の六角部をチャックして加工すると6mm偏芯した加工が可能です。
偏芯させた状態で2.5mmほど削り込んだらフィラーの加工完了です。
しっかりした治具さえあれば簡単に加工可能です。
この偏芯治具は税込み3900円で販売しておりますので、
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