Raised Pillar type reel tranceforms into Birmingham type!
数日前にアップしたリールカバーを設計している途中に舞い降りたアイデアですが、「傷防止のため、フレームの一部のカバーするものもいいけど、フレーム全体をカバーすると違うリールのようになるんちゃう!」と思い始め、3次元設計してみました。
レイズドピラーのフレームを包み込むようなカバーにすると、レーズドピラータイプからバーミンガムタイプへとトランスフォームすることができる!
こんなリールって今まであっただろうか?
単なる傷防止カバーからリールのイメージをチェンジするアイテムへとなってしまうカバーって面白いんじゃないでしょうか?
また、リールの一部をカバーする場合の課題であったカバーの固定方法についても、フルカバーにすることで固定場所も限定されないためリール機能の妨げにならない部分にカバー固定機構を設けることが出来ました。
このカバー固定機構とは、ピラーとフレームにマグネットを埋め込んでマグネットの磁力によるカバーの固定を採用しています。
フルカバーはフレームと同じ材料で加工しています。
レイズドピラーの輪郭加工をワイヤーカットなどで加工を行うことが出来ればフレームの輪郭加工とフルカバーの内側輪郭加工を同時に行うことができるのですが、そんな装置が我が家にあろうはずもなく、エンドミルでのフライス加工で輪郭加工を行っているため、フレーム加工とフルカバー加工を別々に加工しているので材料も2倍必要です。
加工自体はフレームの加工と何ら変わることがないため加工で悩むことはありませんでした。
テスト加工して、少し磨いたのですが、磨き作業の時に旋盤にチャックしたフルカバーが外れてフルカバーの一部に傷が出来てしまいましたが、プロトタイプなので良しとしましょう。
フルカバーの組付けは簡単で、片方のレイズドピラーの突起形状に座グリ加工しているフルカバーをピラーの突起に合わせてはめ込み、マグネットピラーをマグネット部分に吸着させ、他方のフルカバーを嵌め込めば完成です。
いかがでしょうか?
同じリールですがフルカバーの有無で大きく雰囲気が変わります。
傷防止の用途としてはもちろんのこと、使用するロッドに合わせてカバーを付けたり、外したり..........。
そう考えると、
他の材料で加工したらまた違う趣になるなじゃないかとか
もっとデザインに意匠性を持たせたら雰囲気が変わりそうとか
パフォレーションでデザインに幅を持たせたりとか
色んなアイデアが湧き出ております。