好評いただいておりますミニトラウトですが、イベントなどで大量に購入いただいており、在庫確保のために時間を見つけては加工を行っている状態です。
幸いにして、リール用のフェイスプレート用に加工していただいた板材が、厚み不足でフェイスプレートに使用できずに放置していた板材を使用できることに気づいて加工を行っております。
以前にも書きましたが、ミニトラウトはΦ1.0mmのエンドミルを使用して加工しており、ミニトラウトを1個加工したら、場所移動させて次のミニトラウトを加工するといったように順次加工を行っているのです。
20個程度加工した後に気づいたのですが、ミニトラウトを加工した残りの板材をよく見ると、ミニトラウトを180°反転させたような形に見えなくもありません。
そうです。
この写真で言えば、上の3つのミニトラウトを加工したら、2段目は180°反転させたトラウトを加工したほうが端材が減り、効率的な材料活用ができることに気が付いたのです。(もっと早く気が付けよ!俺)
と言うことで180°反転させた加工プログラムも作成して加工を行うことにしました。
加工プログラムを作成するのは面倒くさいのですが、確かに効率的な取れ数になったようです。
ほぼ同サイズの板材での取れ数が、従来方式では18個の取れ数だったものが反転プログラムにすることにより取れ数が21個になりました。
17%の効率アップにつながりました。
これは大きなサイズのトラウトキーホルダーやトラウトマグネットにも応用可能なので、早速プログラムを作成いたしました。
同じサイズからの取れ数アップは加工屋さんとしてはうれしいものです。
この効率的な加工によって加工後の板材の残り部分はミニトラウトマグネットの裏面の安全ピンを固定する部材を加工するのに使用し、材料は余すことなく利用していきます。
これでいよいよ加工可能な板材がなくなりましたので、当面はこれらのトラウト加工はお休みです。
ハンドクラフト展のために東京に行った際に材料手配する予定です。