バンブーロッドを作製するときに使用する工具はプレーンとヤスリ程度でそんなに工具が必要ないんですが、金属加工するようになってリールを作るようになるとどうしても工具が必要になってきます。
使用している装置は旋盤とフライス盤が主なんですが、フライス加工では何といってもエンドミルがないと加工が始まりません。
最初はリールの輪郭加工用にΦ2.0mmのエンドミルを購入して加工を始めました。
リールのS字ハンドルの加工ではφ1.5mmのエンドミルが必要になり、トラウトマグネットを加工するときにはトラウトの口元を加工するのにΦ1.0mmのエンドミルを購入しました。
最近ではスタッカーなどを加工することも増えて、スタッカーのヘアーの先端を揃える部分の加工はそれぞれの穴サイズに適応したエンドミルが必要になり、ここには掲載していないΦ10.0mmサイズのエンドミルも必要になってきました。
エンドミルは消耗品で、特にステンレスを加工する場合などは1個分のりーるを加工するとエンドミルが切れなくなって交換を余儀なくされます。
また、リールにはネジが多用されています。
一般的なネジなら市販品を流用するんですが、装飾を兼ねたようなネジ(例えばS字ハンドルを固定するネジ)は自作になりますし、軸受用にもねじ加工をしています。
おねじを加工するにはダイスが必要でm2からm8までのダイスを揃えています。
また、ネジピッチ的に細かいピッチにねじが欲しい場合は細目のダイスが必要となり、ダイスもどんどん増えてきます。
旋盤でねじ加工もできるんですが、汎用ネジはダイスで加工したほうが圧倒的に早く加工できるのでダイスは必要です。
ダイスが必要ならタップも当然ながら必要で、ダイスと同じペアで必要となってきます。
めねじで特に止まり穴に対するネジ加工ではタップの先端のネジの切られていない部分が干渉して必要深さのネジが切れない場合があるため、不要部分をグラインダーで削ったりと色々と工夫しながら使用しています。
ダイスでのねじ加工で大切なのは下穴に対して斜めにねじ切りしないように注意することです。
簡単な方法としてはボール盤にタップをチャックして下穴に対してまっすぐにタップが噛み込むように数回タップをねじ込んだ後にチャックを外してタップハンドルで更にねじ切りを行うとまっすぐなタップ加工が出来ます。
多分皆さん同じようにやっていると思いますが........。
リールで使用している材料は大半が快削性材料なのでタップが居れたりすることはほとんどありません。
これらの工具は最近ではネット通販で簡単に購入できるため、奈良県の田舎にいても何ら困ることはありません。
田舎にいるデメリットよりも釣り場が近いメリットのほうが圧倒的にあると最近つくづく感じております。
そろそろ田んぼを起こしたりする作業も迫っております。
巷ではコロナウイルスの影響で皆さん何らかの影響を受けているとは思いますが、通常は引きこもり状態の私は、子供の昼ご飯を準備する手間が増える程度で済んでおります。
今日も一日研磨しておりました。
シングルスタッカーの研磨は何とか終了いたしました。
まだ、花梨のウッドパーツが出来上がっておりませんが、ここまで来てやっとホッとしている状態です。
本来ならここで釣りに行ってしまうところなのですが、今週はいきたい場所が工事で時間帯通行止めなので、
今週がっつり働いて、来週思いっきり釣りをしたいと思いながら今週を乗り切ろうと思います。