私が作製しているBuddyリールの一番オーソドックスなリールは、フレームがジュラルミンでフェイスプレートがエボナイトの組み合わせです。
#3程度の両軸リールでありながら、重量が約100gであり、どんな素材のロッドでも合わせやすい重量に仕上がっております。
両軸リールは重いというイメージを払拭したいので、もっと軽量化できないものかと考えてみました。
フレームとフェイスプレートはそのまま使用するとして、それ以外のパーツで軽量化できるものをリストアップしてみます。
・S字ハンドル
・ピラー
・ノブ用ネジ
・ノブ
・飾りねじ
・カウンターウエイト
S字ハンドルは洋白で加工しております。現状のS字ハンドルは重量が7.3gです。
洋白の比重が8.7なので0.839立方cmとなり、比重2.79のジュラルミンで加工すると2.1gになり、5.2gの軽量化になります。
同様に快削洋白のピラーをジュラルミンで加工すると計5本のピラーで4gの軽量化が可能です。
ノブ用のネジで1gの軽量化
ノブの構成材料であるメタルコアを快削洋白からジュラルミンに変更することで2gの軽量化が可能です。
カウンターウェイトは快削洋白で加工しており、3.7gですがジュラルミンに変更することで1.2gとなり2.5gの軽量化が可能です。
飾りねじ類は審美性重視のため、変更しないことにしました。
軽量化合計は5.2+4+1+2+2.5=14.7g
現状のリール重量100.6g-14.7g=85.9g
両軸リールで85.9gは非常に軽いのではないでしょうか?
その他、可能性としては、フェイスプレートにパフォレーション加工する。
スプールにもパフォレーション加工する。
リールフットにもパフォレーションを設ける。
これで80g程度を実現することは可能であろうと考えます。
両軸リールでもがんばれば80g程度のリールも作製可能です。
2022年になってから、スプールの小さなリールを作製して欲しいとの依頼もあり、Buddy Babyリールの加工も開始する予定です。
#1または#2ラインのハーフ+バッキングの組み合わせで使用するぐらいの小径リールを加工します。
依頼個数1個ですが、2個は加工しようと考えています。
ご興味のある方はご連絡をお願いいたします。早い者勝ちです。