ハンドクラフト展無事に終了いたしました。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。
思い起こせば2019年の2月のハンドクラフト展から2年半以上のブランクがあっての開催で、コロナの影響がいかに大きかったかが伺えます。
奈良の田舎者の私は朝6:20の電車に乗り京都へと行き、新幹線に乗り東京へと向かうのですが、普段電車に乗りなれない私は、車内が換気のために寒い事も知らず、たくさんの荷物を抱え、うろうろと目的地に向かいながらGoogle Mapを頼りに歩くのでした。
浅草駅を出るとやっと見慣れた景色となり、会場まで問題なく到着することが出来ました。
10:30過ぎに到着し、セッティングをこなして、他の出展者さんにご挨拶して、ハンドクラフト展のお始まりです。
少し話は変わりますが、ここ数カ月バンブーロッドのコーティング時の波打ち現象に悩んでおりました。
ハンドクラフト展に展示用のバンブーを開催の数日前にコーティングしてそのままとりあえずロッドケースに入れて持ってきて、展示しておりました。
すると、私の尊敬するビルダーさんが来て、ごあいさつした後ロッドを手に取り、コーティングは〇〇メーカーの樹脂つかってるやろ!と言うのです。
その通りです。と答えるとここの樹脂は波打つからメーカー変えたら問題解決するよ!と言われました。
まるで私の悩みを見透かしているようで、また、さりげなく解決策を伝授頂き、もう、感心するやら恐れ入るやらで、ここ数カ月の悩みは一気にすっ飛びました。
今回会場に入ってすぐの正面に展示スペースを頂き、ありがたい事です。
やはりコロナの影響が少し残っているのか、前回出展されていたのに今回はパスされている出展者さんもいるようで、前回の8割程度の出展者さんと言う感じです。
私の方は、ここ最近はリールの修理が続き、なかなか展示用の作品作りが出来ておらず、少し寂しい展示内容です。
目玉と言うほどのものはないのですが、3本の7フィートのバンブーロッドで、同一テーパーで作製し、素材が、トンキン、真竹、女竹の3種で作製したロッドの振り比べができるようにしておりました。
また、前回のイベント以降に開発したフロータントケースがどのような反響になるのかを楽しみにしておりました。
もう一つはFairy Reelの展示です。リールフットから一番高い部分までの高さが60mmで、重量80g以下のレイズドピラーリールでどのような反応が頂けるのか楽しみにしておりました。
バンブーロッドを振り比べた方の感想は、素材により、アクションがこんなにも変わるのか?とか、重量の違いに驚いていたようです
フロータントケースは、これは何ですか?からスタートし、実際の使用シーンを説明すると、皆さん購入してくださいます。
リールに関しては、どのような使用シーンがあるのか?と聞かれ、ショートロッドで大物レインボーを釣るみたいです。と聞いた話を伝えておりました。
非常にマニアックな用途なのですが、この小ささ、可愛さに皆さん手に取って見てくれて嬉しかったです。
盛況のうちに初日を終え、知り合いとホッピー通りで1杯です。
普段は全く飲まず、ほとんど飲めないのですが、お誘い頂いたことが嬉しく、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
2日目も結構な来場者さんがいます。3日間では2日目の土曜日が一番盛況です。
フロータントケースは作製して、持参したものは全て完売し、見本のために持ってきた自分が使用しているフロータントケースまで、持っていかれました。
反対に打てるだろうと考えて、作製したものには見向きもされないモノもあったりと色々と反省、見直しが必要あモノもあるようです。
2日目の終わりには、新たなメンバーを加えホッピー通りで飲んでおりました。
飲めない私は2杯も飲めば、限界を迎えるので、なかなかお酒の相手は出来ませんが、話は尽きず、追い出されるまで話し込んでおりました。
3日目は少し疲れが出た感じで迎え、色んな方々とお話することが出来ました。
Fairy Reelは反応が良かったもの、購入される人はいなかったのが残念でした。
3日間のイベントを終えて、皆さんにご挨拶して帰路についているとメールが来てることに気が付き確認すると、ネットサーフィンでたどり着きましたとの前置きの後、Fairy Reelが欲しいとの購入依頼があり、Goodなタイミングで嫁ぎ先が決まりました。
出来るだけ自分が加工したものは各種SNSやブログ等でお披露目しているつもりですが、手に取った時の感触、重量感、質感等々は写真では伝わらず、また、使用シーンを実際に目の前で伝えることで購入意欲をそそったり、実際にロッドを振ってアクションを確認したりと言うのは、現物を見て触って感じなければ判らない事もたくさんあります。
イベントにはできる限り参加したいと思っていますので、是非、私の作ったものを手に取って、お話して、と言う時間を頂ければ幸いです。
今回も両隣の方々に新設に接していただき、知り合いも増え楽しいイベントになりました。
今は、イベントの反省点を踏まえ、次回2月のハンドクラフト展に向け、モチベーションが上がっております。