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ハンドルとノブ

ハンドルと言えばリールのスプールを回す部分と思われる方も多いと思いますが、

私の言うハンドルとは写真のようなパーツを指します。

いわゆるS字ハンドルです。

 

このブログでも何度か書いているのですが、写真のハンドルは左巻き用のリールに装着するものです。

 

これを写真のまま右巻き用にすると、回すこと自体は何ら問題ないのですが、気持ち悪いのです。

しかしながら、この気持ち悪い状態のリールを海外では良く販売しています。

気持ち悪さの感覚が多分異なっているのでしょう。

 

写真のS字ハンドルは反転させて使用すれば右巻き用として使用できますので、両面共に綺麗に仕上げています。

 

このS字ハンドルは洋白を使用しています。

快削洋白ではなく、洋白なのです。

結構高価な材料なのです。

最近は金属材料の価格がコロナ前よりも~40%程度も値上がりしています。

この材料は厚さ2.5mmでサイズが200mm×100mmの板状の洋白なのですが、コロナ前で1枚8800円しておりましたので、現在だと12000円オーバーでも不思議ではありません。

快削洋白の板材は探してもなく、たまたまアマゾンで見つけた材料は数回購入後、取り扱いなしになってしまい、いろいろ探してやっと手に入れたのですが、購入できなくなると困るので、ほんの少しまとめて購入しておいたのが今になって役に立っております。

 

洋白は、アルミに比べるとか輝きが一段と素晴らしいのですが、快削洋白ではないので、加工性はすこぶる悪く、非常に時間を掛けて、ゆっくりと加工する必要があります。

 

ハンドルはリールの顔ですので、いい材料を使いたいと思っています。