私は奈良県の天川村をホームリバーとしており、豊かな自然の中で渓魚釣りが出来る天川村を第2の故郷と思っています。
今年は3/2にギックリ腰をやってしまい、不自由な生活をしていましたが、日に日に体調も良くなり、流石に3/9の解禁日に出掛けようとは思いませんでしたが、天気予報を確認すると3/14から気温が上がるとのことだったので、無理をしない範囲で釣りを楽しもうと出かけました。
9時前に漁協に到着、年券購入(今年から13000円 涙)し、上流方面へ、特にどこに入るとも決めていなかったので、適当なところに車を止めて釣り始めました。
気温0℃ 水温5.5℃ 釣り始めようと水にはいると、数秒で右足が浸水
5.5℃をつま先で感じながらの釣行です。
それでも昨年7/12以来の釣りは感慨深いです。
今日はバンブーのパックロッドでの釣りです。
6’09” 4pcs #3 のロッドで、ショートロッドにありがちなティップアクションではなく、ゆったりとキャストできるスローなアクションです。
リーダーシステムは、6.5fのファールドリーダーに5xを1f、6xを5f足した全長12.5fティペットリーダーシステムです。
この長さではピンポイントにもフライを打ち込めるし、ファールドリーダーの癖がないので、辛いの流れ方としては12.5fのロングティペットを使用しているように流れていきます。
使用するフライは#16サイズです。途中食いが良くなかったので7xを1f足しました。
魚影を確認してもドライフライに反応するのは約半分程度で、水温のせいかやる気のない魚体も多いです。
比較的流速の緩い所でライズしたのでフライを打ち込むとあっさりと釣れました。
23cmぐらいでしたが、久々のアマゴは嬉しいものです。
河原には雪が残っており、気温が上昇しても雪代となり、余り水温の上昇は期待できません。
流速のある場所や水深の浅い場所には定位していません。
プールのかけ上がり付近を狙うと反応が良いようです。
今回はニンフボックスを敢えて持ってこず、ドライオンリーでやってみましたが、釣れないことはないのですが、まだまだ反応はイマイチです。
小さなイワナも釣れました。
マッチザハッチとかよく言われますが、サイズ感が似ていれば良いのだと思っています。
私はフライサイズは良く変えますが、フライ自体はほとんど変えることなく、同じフライを使用し続けています。
フライパターンよりも、アキュラシーの方が重要だと思っています。
1発でレーンにのせれば、ためらいなく食ってきます。
私の作るバンブーロッドもショートキャストでピンポイントにフライを打ち込みやすいようにバンブーロッドの自重でロッドが撓んで、その回復力でファールドリーダーに推進力を与え、フライをピンポイントにプレゼンテーションしやすいロッドアクションにしています。
ですから、ショートキャストでも比較的ゆったりをキャストできるのです。
そのようなアクションのロッドはヒットした後も結構ロッドが曲がり、渓魚が暴れてもロッドの曲がりのストロークで吸収でき、グリップ内まで曲がるような引き味を十分に堪能できるのです。
至近距離が得意なロッドはディスタンスが不得意ですが、ロッドの振り角を大きくせず、ストロークを稼ぐキャスティングでロッドを曲げるようにキャストすれば、プールの奥までフライを着水させることも出来ます。
得意ではないけれど出来ないわけではありません。それなりの技術が必要なので、上級者向きのロッドとお考え下さい。
ショートレンジならば初心者の方に是非ともお勧めできるアクションです。なんせ自重で曲がるので、ロッドを振る必要がないのですから.....。
サイズの合ったフライを、渓魚を見つけて、その鼻先に1発でプレゼンテーションすれば、釣れるのです。
そんなに難しく釣りをする必要はないのです。
コントロールできそうもないロングティペット、ロングリーダーでフライラインがロッドティップから出ていないような状態で、ロッドに負荷がかからないから強引にフォルスキャストを強めてロッドを曲げ、キャストしてもフライはコントロールされず、何度も渓魚の頭上をティペットが通過すれば、フライがいいポイントに着水する頃には渓魚は逃げてしまっているのです。
アキュラシーに自信がなければそっと渓魚に近づいてピンポイントを釣る。
そうやってまずは渓魚を釣って、付き場であったり、流し方などを習得していくのが一番だと思います。
天川で、なかなか超過に恵まれないフライマンが居ましたら、一度ご一緒しませんか?
簡単に渓魚は釣れますよ!
2024年の解禁は大きな渓魚には出会えませんでしたが、5.5℃の水温でもドライフライで十分に楽しめる釣りになりました。