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春の恒例行事

4月になると農作業がたくさんあります。

ブロッコリーや春キャベツの収穫もあるし、田んぼの準備も始まります。

この田んぼの準備がなかなか大変なこともあります。

 

まずは、耕す前に堆肥を蒔く必要があるんです。

1反あたりで60kgを田んぼに蒔くんです。

3反あるので180kgを肩にかけたバケツ状の入れ物に入れて田んぼを歩きながら蒔いていきます。

 

バケツ状の入れ物には10kgの堆肥が入ります。

平均すると常に5kgの堆肥をバケツい入れて持ち歩いている感じです。

2時間ばかりバケツを持って田んぼの中を歩くと想像すると判ってももらえると思いますが結構体に来るんです。

堆肥を蒔き終わるとトラクターで耕していきます。

歩いて堆肥を蒔くことに比べるとトラクターは楽ちんです。

暑すぎる春の日を浴びながらのんびりと耕していきます。

約2時間で耕す作業は終わりです。

夕方少し時間があったので竹林を確認に行くと少し筍が出来ていました。

筍堀りも春のお決まりです。

急斜面を上って筍を見つけて、つるはしで掘り起こす作業は瞬間的に力が必要で、案外と汗が出てきます。10本程度なら問題ないのですが、灰シーズンになると50本以上掘ることになり、

重労働になるのです。

 

筍自体は好きな食べ物なのですが、毎日毎日消費のために食べ続けるとなると、話は変わって、飽きてくるのです。

普段は小さな部屋の中で小さな仕事を一人でやっているので、会話をすることもなく、動くこともなくただひたすらに旋盤やフライス盤を駆使してリールを作ったり、修理をしたりと体を動かすことがあまりないので、この農作業はジムに行ってるような感じでリフレッシュは出来ます。

 

また、重労働をすることで、日々の作業が改めて楽な作業なんだと気づかされて、頑張るための潤滑油となっているような気がします。

 

そういえば先日リールの修理をSNSやこのブログで紹介したところ、アメリカから問い合わせがあり、同じような修理依頼がありました。

アメリカ国内で修理できるところを探したけれど、どこも請け負ってくれそうなところはなかったとのことでした。

 

ならば私が修理しましょうと言うことで、リールの到着を待っているところです。

このブログで修理内容を発信しているのは、修理で検索した時に私の修理内容が出てくることで修理のきっかけになればと思ってさ些細なことでもこうやってSNSやブログで発信しているのです。

週末は農業従事者ですが、実は世界を相手にリールの修理や販売を手掛けている、凄腕職人とは言いませんが、一職人になりたいと思っているのです。

50才で脱サラして、大好きなフライフィッシングに関する職業に従事し、全然儲からない状態からのスタートで、コロナ禍の不景気を何とかしのいで、ほんの少しづつですが名前を覚えてもらって、色んなところから仕事を頂いている段階です。

 

昨日なんですが、私がこの世界で一番凄いと思っているトップビルダーさんから電話を頂き、ロッドのパーツの加工依頼を頂きました。

少しづつでもまじめに丹精込めてモノづくりをすると誰かが見ていてくれるんだと改めて感じた出来事で、今はモチベーション爆上がり中です。

 

GWは田んぼの準備作業が結構あるのと、親父さんの法事や息子がらみの行事や、モンタナ州から日本に来るフライマンに作製したリールを受け渡すことにもなっており、結構スケジュールが埋まっていますが、重労働を何とかこなしては、日々の仕事に感謝しつつ無事に乗り切りたいと思っています。

GWの釣りですか?

いいえ、行きません。

 

GWまでに行くつもりです。