2024年11月16日(土)~17日(日)に北九州市門司港駅前 旧大阪商船ビル2F 海峡ロマンホールにてJapangler's gathering at Kitakyusyuが開催予定です。
まだ4カ月もあると思うかもしれませんが、出展側からすると準備が必要なのです。
計画的に出展準備を行なわないと、なかなか展示できるような商品群を準備できないのです。
ロッドのみ、リールのみであればそこまで大変ではないのですが、ロッド、リール、Goodsとなると事前準備が不可欠で、品揃えも充実させたいなどと欲を出すとそれだけ準備が大掛かりになるので、前もってコツコツと準備するように心掛けております。
とは言うものの、農作業や、修理対応等々で結構な時間がとられてしまうので、隙間時間を利用して、計画的にモノづくりに励んでいる訳なのです。
リールの加工テストに使ったものや、試作品を分解したもの等の残骸で、レイズドピラーリールのフレームが何個かあります。
結構前に加工したもので、エボナイトがエボ焼けしてしまっている状態です。
(エボ焼けについては、過去のブログを参照願います)
このフレームを活用して小さな置時計を嵌め込んだものを何個かイベントで販売したことがありまして、余りフレームで今回も置時計を作ろうと思い、部材調達してサクッと作ってみました。
今回の時計はフレーム部がメッキのようで、レイズドピラーのシルバーのジュラルミンとの相性やエボナイトの黒とのコントラストも良いので、余りフレーム数個ですが、作製を決定しました。
自分がイベントに出掛けて行った場合、衝動買いでロッドやリールを買うことはほとんどないと思っています。
事前に欲しいものがあった場合は色々と調べて、当日会場で購入するのはあると思うのですが、高級品を衝動買い出来るほどの財力は持ち合わせていないので仕方ないのですが....。
でも折角のイベントに出掛けたのであれば、お土産感覚で手が出そうなものなら衝動買いをすると思うのです。
価格にして5000円程度であれば、何か記念になるモノや、ここでしか手に入らないモノであれば触手が伸びてしまうのです。
この感覚は、衝動買いの金額は個人差があるものの、誰もが同じような感覚を持っているように感じます。
この感覚に反応するようなGoods開発と言うのが実は大切でして、5000円であればその金額で買えるようなGoodsを販売するのです。
そのGoodsが唯一無二の商品であれば問題なく売れるはずです。
でも、唯一無二のGoodsと言うのは中々開発できるものではありません。
その場合、どうしたら売れる商品になるのか?
端的に言うと、価格以上の満足度を得られる商品にすることに尽きます。
それは、デザインであっても、機能であっても、仕上げであっても、なんならイベント時の対応であっても構わないと思うのです。
ほんの少しでも期待を上回るモノであれば良いと思うのです。
私の場合、商品開発の段階で、その商品の問題点を洗い出すようにしています。
例えば写真のマグネットリリーサーであれば、
1)ヒートンが抜けない事
2)マグネットが取れない事
この2項目は絶対に起こり得ない構造にしたいと考えていました。
そのためにはヒートンはボディーと一体構造にする。
マグネットはドーナツ状にして、接着とネジ固定で外れない構成にしました。
その他は、一目見ただけで丁寧なモノづくりを感じられる仕上げ!に拘りました。
爆発的に売れることはありませんが、コンスタントに購入いただける商品になっていると思っています。
マグネットリリーサーに関しては、現在渓流用の小さなネット用として販売しておりますが、今後マグネットサイズを大きくした製品も加工予定にしており、管理釣り場や、湖等で使用できるマグネットリリーサーも近々リリースいたします。
1人で考えるよりも大勢で意見を出しながらの商品開発の方が良いものが出来ると思っていますが、個人の場合、自分がやりたいと思ったら、すぐに手を動かし始めることが出来ることが大きなメリットだと感じています。
誰にも止めることのできない、自分の好きなものを作り続けることができるのは幸せな事なのだと思います。