偶然というか、奇跡というか、そんな感じの出来事が何回かありました。
いまではそういう偶然というか、奇跡みたいなことは全てご縁と思うようにいしています。
1つは昭和から平成へと変わったあたりの出来事なので、35年ほど前の話なのですが、奈良県天理市の会社で働いており、GWに先輩の実家に遊びに行った時の事です。
先輩は広島県尾道市出身で市内観光やおいしいお店に連れて行ってもらったりしていました。
ある日先輩の実家から散歩に出かけて、帰り道に会社の同じ部署の先輩に出会ったのです。
先輩はスーツ姿で、横には同じ会社の女性が一緒にいました。
お互いにびっくりし、先輩は、今から彼女の実家にご挨拶に行くところだと教えてくれました。
何という偶然かとお互いに笑いましたが、そういった何かあり得ない場所での偶然にびっくりしたことがありました。
これは単に偶然なんでしょうが、ご縁と思う方がなにかしっくりくるような気がするのは年齢のせいなのかもしれません。
2つ目は最近の話です。
奇跡的なことはそう簡単には怒らないということの裏返しなのか?35年ぶりの奇跡(ご縁)です。
この春に長女は東大阪の会社に就職することになりました。
あんなに朝起きられなかった娘は5:30には起床し、今のところ遅刻すること無く会社員として働いています。
ある日、社内報を持ち帰りました。
入社した娘の写真が掲載されていて、同期入社の皆さんのインタビュー内容などを見ていました。
次の月も社内報を持ち帰ったので、またパラパラとめくっていました。
その時、ふっと見たことのある名前を見つけたのです。
ちょっと特徴的な名前だったこともあり目に留まったのだと思います。
その名前の方は、以前にリールの修理を依頼されたことがあり、ハンドフラフト展で実際にお会いしてご挨拶した方なのです。
FaceBookで繋がりがあるので、メッセンジャーで実は娘の父親で...。と言った話をしました。
娘とは違う場所に勤務されているのですが、取締役と言うことで、娘をよろしくお願いしますと伝えておきました。
取締役はその日のうちに娘の所属に電話を掛けたそうです。
後日、東大阪に取締役が出張の際に娘にあったそうで、所属にいきなり取締役が来て、娘と話をしていたらしく、車内では娘が何かやらかしたのでは?と思われていたそうですが、
娘から所属に方々に父親の知り合いだと伝えたところ、お父さんもお偉いさんなんだと皆さんが勘違いしそうなので、
「偉くはない!」と強く否定したとのことでした。
娘は韓国語が得意なんですよ!とメッセンジャーでその方に伝えていたところ、社長との飲み会の時に、今年入社の上田さんは韓国語が得意だそうですよ!
と社長に話をしたとのことでした。
世の中いつ誰と奇跡的なことが起こり、ご縁が始まるかは判りませんが、すべての仕事に対して誠実に向き合っていれば胸を張って奇跡の瞬間を迎えられるのだと感じた出来事でした。