PEERLESS 77のリヤキャップを紛失したとのことで修理依頼がありました。
以前に修理したことがあったのでそれと同じサイズであれば問題なく加工できるだろうと考えておりました。
このリヤキャップは結構変なサイズのネジだったと記憶しております。
UNEF3/8-32で、通常はUNCだったりUNFと言うのが一般的なのですが、3/8インチサイズで、1インチ当たりのねじ山数が32という細かなピッチのネジなのでJISでいう細目よりももっち細かな細細目と言った感じでしょうか?
幸いにして手持ちのタップがありましたので問題なく加工できそうです。
エンドキャップと言うのはいわゆる留めねじで、通常のナットは貫通ネジですが、このネジは途中でネジが終わり、そこ部分のある留めねじなので、通常のタップでは食いつき部分があるので、止めネジ加工が出来ません。
タップ部分の食いつき部分をグラインダーで削ってとネジの加工が出来るように加工しています。
こうすると、最初のタップを食い込ませる部分が無くなっているので、食い込みにくいので、芯押し台で加圧しながらタップ加工をすると上手くネジ切が出来ます。
リヤキャップの材料としては、他の部分がアルミなので、アルミでネジ加工できるジュラルミンで加工することにします。
下穴8.7mmで深さ4.2mmに加工して、加圧しながらタップ加工を行ないメネジ部分を作製します。。