· 

Master-Craft展に向けて

11/16(土)17(日)に北九州市門司港液前 旧大阪商船ビル2F 海峡ロマンホール

でMaster-Craft展が開催されます。

 

兵庫県でのイベントから3週間で次のイベントです。

イベントでの展示品が少ないと感じていた兵庫県でのイベントだったので、出来ればリールの展示品を確保したいと思っています。

 

パーツストックがないので、1から加工が必要なので間に合うのか心配ですが、コツコツと加工を進めております。

 

その間にイベント時にお預かりしたリールの修理が6台ほどありましたが、なんとか修理も完了し、リールづくりをしています。

リールの加工で一番時間の掛かる加工がレイズドピラーのフレーム加工です。これは写真左側のようなリング状のパーツをまず加工するのですが、両目面側から加工が必要です。

その両面から加工後に加工面を研磨した後に右のようにレイズドピラー形状に輪郭加工します。

その後に輪郭加工部分を研磨していくのです。レイズドピラー形状は旋盤に取り付けて回転させながら研磨することが出来ないので、手作業での研磨です。

今回はブラスタイプ1台、ジュラルミンタイプ2台を加工しています。

レイズドピラーのフレームにFace plateを接着するのですが、このFace platen加工にも時間が掛かります。

Face plateの材料にもよりますが、Face plateの切り出し、表面側の加工と裏面側の加工を行ない、表面側の研磨を行ないます。

この研磨も結構時間が掛かり、神経を使う作業です。

研磨加工後は、フレームに合わせてFace plateの外径を加工してフレームに接着固定します。

 

これだけの作業だけでも結構時間が掛かるのです。

装置に取り付けて、スイッチを押せば自動で加工できると思われがちなのですが、購入した材料は、帯鋸盤等で切断され、面が出ていない状態で納入されます。

そこから、旋盤で両側の端面加工を行ない、厚みを調整していく必要があり、この加工が手作業なので、結構時間が掛かります。

今回のように3台のリールを加工しようとすれば6枚の材料の両面加工、厚さ加工を行なう必要があり、それだけでも半日以上の時間が掛かります。

 

今回の加工リールで、ジュラルミンのリールは写真のGreentiger(右上)とBlueshell(左下)を加工しようと考えております。

ブラスモデルは花梨バージョンを加工しようと考えておりますが、こちらについては間に合わない公算大ですが、こちらは完成品が1台ありますので、展示販売は出来ると思います。

 

つるや釣具店さん主催のハンドクラフト展の開催日も2024/14~16に決定しており、まだまだリールの加工を進めていかねばなりません。

また、バンブーロッドやグラスロッドの注文分の加工も加工しなければいけませんので、これからもっともっと忙しくなると予想されます。

ロッドやリールの加工が忙しくなると当然ながら小物類、Goods類の加工の手が止まってしまいます。

 

Master-Cfaft展後はロッド加工を年末まで行い、年明けからまたリールの加工を行なっていく予定です。