
ハンドクラフト展ではマグネットリリーサーはほぼ完売となりました。
今回φ14mmのマグネットを使用した新作マグネットリリーサーも販売したのですが、2月と言うこともあり、どちらかと言えば渓流用のφ10mmのマグネットを使用した~30㎝程度の内径用のランディングネット用のマグネットリリーサーが売れ筋でした。
何度もブログでも言っていますが、私の作製するマグネットリリーサーはヒートンとボディーが一体構造なので、ヒートンが抜けることがありません。
また、マグネットはドーナツタイプを使用しており、接着+ネジ止めっしているので、マグネットが脱落することもありません。
筒状のウッド材を丁寧にコーティングして高級感も醸し出していると思っています。
私は以前に数本だけランディングネットを作製したことはあるのですが、ネットを編んだ経験はありません。
興味はあるのですが、そこまで手を広げるパワーがないのが実情なのです。
本来ならばマグネットリリーサーもランディイングネットに即したものがあればもっといいと思うのです。
例えばランディングネットのグリップ材と同じウッド材にする。出来れば同一材から切り出したものでマグネットリリーサーを作製すべきではないかと考えているのです。
そうなるとランディングネットメーカーと協業と言うか、コラボすることが必要になってくると思うのです。
例えば同一材料から切り出したグリップ材とマグネットリリーサーの限定販売であるとか、ランディングネットメーカーの提案するマグネットリリーサーを作製する等々コラボすることによる相乗効果はあるのではないかと思うのです。
更にはフロータントケースやフライボックスなども同一材料で統一することで更なる一体感も生まれ、唯一無二の道具となるわけなのです。
そうするには使用材料を分け合いながらそれぞれの商品加工を行なう必要があるので、協業体制で行う必要が出てくると思うのです。
更に欲を出せば、ランディングネットのグリップと同一材でリールシート金具を作製し、同一材料でリールのフェイスを作製することで、
ランディングネット、マグネットリリーサー、フロータントケース、フランボックス、ロッドのリールシート、リールのフェイス部分が全て統一されるのです。
これは圧巻だと思うのです。

話は変わって、これはカゲロウロッドの石田さんの「舞蜻蛉」のリールシートです。
漆と貝の粉末で螺鈿のように仕上げたものです。
スーパーハッチではなく、舞蜻蛉と表現することで、儚く、優雅な情景が浮かび上がってきてその蜻蛉の群れが貝の粉末の螺鈿で細かく綺麗に表現されているように思うのです。
今回長時間「舞蜻蛉」のリールシートを眺め、石田さんに漆について色々と教えて頂きました。
話を聞くと、とても短時間で習得できるような技術ではないことが良くわかります。
ハッキリと言います。
この舞蜻蛉のリールシート雅な感じを私のリールのフェイスプレートに採用したいのです。
「舞蜻蛉リール」としてコラボしたいのです。
石田さん本人には伝えておりませんが、このblogから話が遠回りに伝わり、いつの間にかコラボすることになりました。と言う日が来るかもしれません。
少なくとも声を上げなければ伝わらないので、ここに記しておきたいと思っています。
そして私自身も勉強を兼ねて漆についてもっと勉強したいと思っています。
リールのフェイスについては、これ以外にも思うところがあって、情報収集しているところなのですが全て私自身の技術だけで作り上げるものでは小さな世界になってしまいます。
周りの優れた技術との融合でもっともっと素敵なものが生まれると思っているので、融合したい技術をもっと勉強していこうと思っています。
今年は叶えることが出来なかった新たなる新商品として、来年のイベントでお披露目できればうれしいです。
今年はいろんな分野で協業というかコラボしていきたいと思っています。
また、5月には四国の愛媛県で鱒Fes.2025が開催されます。
トラウト付きのルアーマン、フライマンが終結するので、このイベントでも協業先を模索したいと考えています。
ルアー関連には全く疎いので、色々と吸収して、何か新しい加工を生み出したいと考えています。
鱒Fes.2025についてはこれから情報をアップしていく予定です。